ポールの徒然なるままに


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【男と同棲】10日目
同棲生活10日目である。




朝方、「くるくるぅ…」という奇妙な音で目が覚める。

「くるくるぅ…くるくるぅ…くるくるぅ…」

こわい。

聞いたことない音だ。

枕元にあるメガネを手探りをして探す。

メガネをかけ、あたりを見回す。

まずは、窓を開け外を見る。

静まり返っている外。

外でもないようだ。

耳を澄ます。

どうやら音源は、隣の布団のようだ。

音源は彼だ。

どうやら鼻が詰まって、鼻で音を奏でているようだ。

彼はこんな得意技を持っていたのか。

「くるくるぅ…くるくるぅ…くるくるぅ…」

僕はほくそ笑みながらもう一度布団に入る。



彼は朝型、夢の中でよく笑っているし、目覚ましが何度なっても目覚めない。

うるさくって仕方ないのである。

その日の夜、皮肉混じりにから朝、騒がしい旨を伝えると、

「まっ、そんな生活にも慣れてきたんじゃね!?笑」

何だお前。




さて、長く続いてきた男との同棲生活ですが、実は次回が最終回になります。

いつもの調子で書きます。

たぶん。
| ポール | つれづれ日記 | 23:53 | - | - | -
【男と同棲】9日目
同棲生活9日目である。



この日は仕事後に、ジェニと彼の3人で渋谷で遊ぶ。

彼を僕の友達に初公開。

僕も裏表のない人間だと自認するが、彼ほど裏表のない人間は僕の周りにはいない。

しかしながら、あまりに裏表がなさすぎて、年上のジェニに対してたまにタメ口になっていた。

就活の面接で、面接官にタメ口になっていないか心配になる。



家に着いて、きゃりーぱみゅぱみゅという人と「つけまつける」とかいうウルトラポップな曲に二人は出会い、ハマる。

成人男性が裏声で歌う。

「つけまつげつけまげぇー♪」

「ちゅけまちゅがちゅけまちゅげー♪」

歌うのである。

30分ぐらい曲をループしてかけて歌ったであろうか。

あまりにうるさかったのか隣の住人に壁を「ドン!!」され、2人で鳩が豆鉄砲を食ったよう顔をして黙る。

そのあと寝るまでずっとひそひそ話。

小心者。

| ポール | つれづれ日記 | 00:03 | - | - | -
【男と同棲】8日目
同棲生活、8日目。



仕事から帰るとエプロン姿の彼が、

「今日はスーパー調理人である俺がソースやきそばを作るよ!」

元気にいうのである。

これはありがたい。

疲れている時に自動的に料理が出てくるのは幸せだ。

しかし、彼は料理ができるのか。




彼が台所にたつ。

僕は部屋で待つ。

台所から材料を切る音、焼く音が聞こえてくる。

すると、5分後である。

彼の独り言が聞こえてきた。



「あれぇ!?笑」

あれ?とはなんだ!!

何が起こった!?

何に対してのあれなのだ。

不安がよぎる…。



「まぁいいや」

いいんかい!

ちょっと待て!

僕の晩御飯でもあるのだぞ!




「これはこれで」

これはこれ?

どれはどれ?

なにはなに?

何が出てくるのだ…。

一体何が出てくるのだ!




ここから次の料理に取り掛かったようだ。

どうやら長芋を調理しているようだ。

「さぁ、長芋さん一皮むけましょうか〜」

「痛かったらいってくださいね〜」

「長芋さん、相変わらずネバネバしますね〜」




出てきたのは、ソース焼きそばではなく真っ白の焼きそばと、長芋とろろ汁であって。

この奇々怪々な組み合わせ。

さすがスーパー調理人である。
| ポール | つれづれ日記 | 23:08 | - | - | -
【男と同棲】7日目
折り返し地点を過ぎた、同棲生活7日目である。





7日を過ぎ変化があるかと言われれば、皆無に等しい。

何も変わらないのである。

僕は仕事後に授業があろうとなかろうと予備校の自習室に行き勉強をする。

家に帰る。

ハーフパンツが「おかえりぃー!」

ネットゲーム

カチカチカチカチカチカチッ!

僕が先に寝る。

カチカチカチカチカチカチッ!

ロフトの下から、

カチカチカチカチカチカチッ!



そんな具合である。

変化はない。






その日も僕は予備校に向かう。

予備校に着いたので、携帯を見てから勉強を始めようと思った。

すると、彼からのメールである。

「やっべ鍵忘れちゃった笑。(原文まま)」





40分後、うちの近所のデニーズで二人で晩御飯を食べた。

| ポール | つれづれ日記 | 22:20 | - | - | -
【男と同棲】6日目
プライバシーがなくなってきた同棲生活、6日目(日)である。



「僕:最近、ミスチルにハマってるんだよね」

「彼:いっつも部屋で流れてるから知ってる」

「僕:最近、英語を勉強しているんだよね」

「彼:やたら会話に英語を入れてくるから知ってる」

「僕:最近、禁酒してるんだよね」

「彼:その話はドヤ顔したあなたから何度も聞いた」

プライバシーもなければ、会話の盛り上がりもないのである。

わんわーん!




僕は朝から夕方まで予備校。

僕が帰ったら彼は、いつものハーフパンツでネットゲームである。

マウスでクリック連打である。

「カチカチカチカチカチカチカチカチカチィー!!!!」

いや、いいよ。

ネットゲームしても。

クリック連打しても。

ネットゲームの間に就活しても。

ただ、僕が最近買った本をマウスパッドにするのはやめて欲しい。

新品な本のはずなのに見た目はもう古本。

| ポール | つれづれ日記 | 01:19 | - | - | -
【男と同棲】5日目
てっちんとの同棲生活5日目である。




この日、彼は昼から新宿で説明会。

僕は渋谷の予備校である。

遅めに起きた我々は、各自でお昼も兼ねた朝食である。

彼の朝食はいつもガーナチョコレートである。

糖分を脳に入れて頭の回転を良くするためらしい。

僕の朝食はスムージーである。

最近、僕の同級生は中年太りしているデブ野郎が増えてきているので、体型維持のためにバナナ、ほうれん草、レモン、牛乳をぶち込んだスムージーを毎朝飲んでいるのだ。

ガーナチョコレートを食べながら彼に、

「毎回思っていたけど、正直に言っていい?それって朝ごはんじゃなくて液体じゃん!!!笑」

毎朝、板チョコ食ってるお前に言われたくない。





彼は説明会に旅立った。

僕は予備校で勉学に励む。

帰る場所は同じなので夜になれば必然的に会えるのだが、彼が説明会が終わったあたりを狙って僕が晩御飯に誘いご飯を食べて帰った。

結局、男女を問わず、一緒にいて楽な人と一緒にいたいんだね。




かおちゃん、フランフランに行った話は、やっぱり端折ります。
| ポール | つれづれ日記 | 00:56 | - | - | -
【男と同棲】4日目
男と同棲、4日目なのである。



朝、目覚める。

彼の寝床を見る。

またジーパンで寝ている。

そんなにジーパンが好きなのか。

いや、違う。

彼がこっちきてからというもの、ジーパン以外の着用物をみたことがない。

なるほど、彼はジーパンしか持ってきていないのだ。

着るものがなくて、来る日も来る日もジーパンを履いて寝ていたのだ。

彼の物が置いてあるコーナーに「あげる」と手紙を置いてハーフパンツを、そうっと置いておいて出勤した。





家に帰ると、

「おかえりー」

という元気な彼な声と共に、ハーフパンツを履いて出迎える彼がそこにいた。




その後、ハーフパンツ君と共に、同じ元塾生と6年ぶりの再会する予定。

待ち合わせ時間が迫ってきている

「ちょっとー!間に合わないんじゃないの!?!?」

という彼。

確かに、ギリギリなのである。

彼もこの切迫している状況を把握している。

しかし、だ。

彼が、

「お腹痛いからトイレ行っていい?」







無事、遅刻をして、元塾生と会うことができた。

僕に対しての第一声が、

「変わらないですねー」

であった。

良かった。

「変わりましたねー」

と言われたら立ち直れないところだった。

僕の年齢の場合、

「変わりましたねー」

という言葉は、

「おっさんになりましたねー」

と同義であるからだ。

これからも太らず、つるっぱげにならないよう、いつもの可愛いやっちゃんでいるように心がける。






そんな同棲生活4日目。
| ポール | つれづれ日記 | 23:37 | - | - | -
【男と同棲】3日目
男との同居生活も3日目である。




この日、彼は説明会も面接も入っていないとのこと。

前日は遅くまでクリック音が聞こえた。

遅くまで転職活動をしていたのか。

いや、違う。

パソコンで履歴書を作成するのに、あんなにクリックを連射をするわけはあるまい。

「(以下:クリック音)カチッカチッ。カチッ…。カチカチカチカチカチッィー!!!」

ネットゲームをしてことは想像に固くない。

彼は転職活動の合間にネットゲームをしているのではなく、ネットゲームの合間に転職活動をしているのだ。





そんなわけで、深夜遅くまでネットゲームを頑張っていた彼を起こすのは可哀想なので、僕はこっそりと起きた。

会社に出勤である。

満員電車に乗りこむと前に座っている人が大きく口を開けて寝ている。

その口の中にシュッと何かを入れたくなる衝動をグッとこらえ、電車を降りる。

僕は労働だ。

彼はきっと寝ている。

格差社会。






なにごともなく仕事が終わり、いや、ちょっとだけ上司に怒られてから仕事が終わり、家に帰る。

晩御飯の時、女性の話になった。

そして、彼に問われた。

「素敵な女性を彼女にするにはどうしたらいいと思う?」

僕の今までの恋愛経験を含め、如実に、熱っぽく。

彼は真剣に聴きいる。

僕の語りはますます熱くなる。

語る。

頷く。

語る。

頷く。





そして、最後に彼が、

「だけど、君には彼女いないよね」

何事も無かったように、僕は食事の箸を進め直したのである。




| ポール | つれづれ日記 | 10:44 | - | - | -
【男と同棲】2日目
男と同棲、二日目である。



前日の話によると、彼は7時に起きて会社説明会。

しかし、彼は目覚ましをかけていなかった。

僕が起こした。

どうやって起きようとしたかは、謎である。




僕は仕事後に予備校。

予備校で3時間の授業が終わり、もう少し勉強して帰ろうかなと思った。

しかし、家で待っている人がいると思うと(早く帰ってくるなと思ってるかもしれないが)、

「早く帰らなくっちゃ!」と思ってしまう人間なのである。

僕はなんと可愛らしい人間なのであろう。

我ながらうっとりなのである。




家に帰ると彼は本を読んでいた。

僕は復習。

引き続き彼は読書。

彼はひとしきり本を読んだ後、そっと机に本を置いた。

その後、彼はネットゲーム、ネットゲーム、ネットゲーム、ネットゲーム…。

就活はしていないようだ。

彼は就活をしにきたのではないのかもしれない。




彼はネットゲームしながら、

「明日、晩御飯用意しとく?」

との提案が。

納豆巻きを大量に用意されるのかと思ってどきどきしながら

「な、なにをつくるの?」

と質問をすると、

「やきそば」






ちなみに、今、

「あー、疲れたわ。糖分が足りない」

と言って甘いものをコンビニに買いに行った。

ちなみに、彼は就活の休憩ではなくて、ネットゲームの休憩である。



以上。


| ポール | つれづれ日記 | 20:23 | - | - | -
【男と同棲】1日目
大学院生のてっちゃんが 札幌から就活のためやってきたのである。

彼は24歳。

結構な年下のお友達である。

厳密にいうと、彼は元塾の生徒。

彼が成人してからはお酒をチンカチンカする仲になり、今ではすっかりお友達みたいなもの。

そのてっちゃんが就活のためにやってきたのである。

当初の話だと「1週間ぐらい泊まらせて」とのことだったが、実際のところは10日ぐらいいるとのこと。

場合によってはもっと伸びる可能性もあるらしい。

これが突然の告知である。

「僕にも予定があるんだぞぉ〜」

と言ってみたものの、てっちゃんは

「ふへへへ…」

と笑う程度で、さして気にしていない様子。

彼は人の予定も考えずに前日に「明日から東京で就活なんだよね〜。数日間泊めさせて」と言ってくる男であることを考えると、やはり気にしていないのであろう。

もっとも、実際のところ、彼女のいない干物男の僕にとっては、10日だろうが1ヶ月だろうが1年だろうがいてくれたって構わない。

女性を連れ込む予定など皆無なのだ。

しかも、「予定があるんだぞぉ〜」といったものの、それは真っ赤な嘘で、予備校に通うぐらいしか予定がない。

干物男である。

彼もこの日記をみているからして、そのことはここだけの話である。

そんなわけで、男との同棲生活というのは稀有な体験だと思うので、今日から彼との同棲生活について記録していこうと思う。




まず、てっちゃんの生態について。

たぶん、24歳。

mixiの紹介文を見ると、モテるらしい。

温和。

よく笑う。

北海道大学の大学院生。

医学部だけど医者じゃないらしい。




前回、就活にきていたときは僕のルンルン手料理を振舞っていたのだが、予備校に通い始めている僕には授業があるので、各人で準備をし、食べようということに相成った。

彼はいったい何を買うのかなと密かに見ていたのだが、手に取ったのは納豆巻き。

僕は「まただッ!!」と心の中で叫んだ。

実は、前回泊まりにときも彼は納豆巻きを買っていたのだ。

納豆巻きが好きなのであろう。

就職祝いには大量の納豆巻きをプレゼントしてあげよう。

僕って優しいな。




食後、さっそく履歴書の作成に真剣に取り組むのかと思いきや、ソファに寝ころびながら履歴書を作成していた。

しかも、パソコンの画面をちら見すると、ネットサーフィンをしていることもしばしば。

想像するに、半分以上はネットサーフィンをしていたかと思われる。

前途多難。



その後、僕は0時も過ぎたため、ロフトにあがって先に寝た。

夜中に目が覚め、ロフトから下を見ると、彼がソファで小さく丸くなって寝ていた。

その姿があまりに悲しかったので「布団で寝れば?」とだけ長年連れ添った妻のように言って僕はトイレに行った。

トイレから戻るともうロフトで寝ていた。



そんな男との同棲生活1日目。

ちょっと自分で書いていて気持ち悪いが頑張って書き続けます!!


| ポール | つれづれ日記 | 12:35 | - | - | -
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