前回の予告通り、誕生日について書こうと思う。
20日は友人に祝ってもらい、22日は家族に祝ってもらった。
23日は各界からお祝いのメールをもらった。住宅業界、主婦業界、金融業界、薬剤師業界、消臭業界、万華鏡業界、無職業界…、さまざまな業界の方々からお祝いのメールを頂いた。とても嬉しかった。
さて、20日の友人から祝ってもらったことから書こうと思う。
20日から遡ること、2週間ぐらい前の6日ぐらいに、F氏から、
「さっきイガグリ2号から電話がかかってきた。臨時のボーナスが出たから、俺とポールにおごってくれるらしい」
と伝えられる。おごってもらうことに関しては、若干恐縮に思えた。
なぜならば、僕は貧乏。「持ちつ持たれつ」ならぬ「持たれつ持たれつ」の関係に陥っているからだ。
しかし、タダ酒はうまいらしい。両津勘吉が言ってるんだから間違いない。甘んじて受けることにした。
20日の夜になり、3人で予約していた店に向かった。
店に向かう途中、イガグリ2号から22時ぐらい仕事の接待に行かなければならないと知らさせる。
久しぶりに3人でゆっくり話せると思っていたので、ちょっとガックリくる。僕が、
「ゆっくりできないだから、後日に振り替えてみる?」
と提案する。しかし、F氏とイガグリ2号は示し合わせたかのように、秒速3回ぐらいの勢いで2人はブルブル首を振る。その提案を間髪いれずに却下される。
提案を却下されたので、足を止めずにお店に向かった。
ガックリしているところに、イガグリ2号が接待をしなければならない相手から電話がかかってきた。
7割がた行かなくてもいいことになりそうとのこと。なーんかタイミングがいい。
店に着き、予約していた席に通される。
店員様が、
「6名様でよろしいですか?」
と言う。僕が、
「6名??」
と問い返すと、
「6名様ではないですか?」
と店員は言う。
F氏とイガグリ2号は、かなーり挙動不審。F氏は笑いをこらえる始末。
何かがおかしい、何かが。
ビールで乾杯してから、ガックリきている僕(ちょっと探りの演技あり)を心配してイガグリ2号が声をかけてくれる。
そして、また接待相手から電話がかかってくる。接待はなくなったとのこと。なーんかタイミングがいい!絶妙のタイミングで2回もだよ!怪しい過ぎる!
僕は心中、
「あー、僕の誕生日かぁー」
と気づいてしまった。
数分後に女友達の3人が入ってきて、サプライズパーティーということを明かされる。
僕が気づいたのにも訳があった。
20日の前日の19日に、イガグリ2号の家に忘れていた服を取りに行ったときのことだった。
イガグリ2号が、最近別れた彼女の話を僕にしてきた。
イガグリ2号が話し始めようとしたので、僕が、
「明日はF氏もいるんだから、明日でいいんじゃない?」
というと、イガグリ2号は
「いやぁー、明日は女の子がいるじゃん」
という。僕からしてみれば、えっ?である。
「男3人じゃないの?」
と僕が問い返すと、
「あっ、男だけか…。男だけね…。うむ、そうだそうだ。モゴモゴモゴ…」
と焦った反応。ポンコツと化したロボット。まさに、ポンコツ・イガグリ2号。
もう一つ訳がある。
前述のF氏が僕にイガグリ2号がおごってくれるとのことを伝えてきたときだ。
「どうせおごってくれるんだったら、今週末でもいくない?」
というと、
「うーん、まぁ、20日がいいのだよ。いいのだよ、20日で…。いいのだ。モゴモゴモゴ…」
彼とは付き合いが比較的長いので、嘘っぽいことはすぐに気づいてしまう。僕に向かって話しているのだが、目があさっての方向に向いているのだ。これまたポンコツと化したロボット。ポンコツ・イガグリ1号である。
そんな経緯があったから、サプライズと明かされる前に気づいてしまったのだ。
ノーサプライズパーティーの始まりである。
3時間の飲み放題だったので、ゆっくりをお酒を飲む。
尻上がりに僕のテンションも上がっていく。
途中、イガグリ2号とF氏カップルにプレゼントをもらう。とっても嬉しかった。
そして、皆からケーキを差し出される。ケーキの上には、チョコレートの文字で
「Yっちゃん、7才の誕生日おめでとう」
と書いてある。お酒を飲んではいけない年齢。しかし、アウトローの僕はワインと日本酒を飲み続ける。理由なき反抗。
完璧に出来上がった頃に、Nちゃんが来る。いつも遊んでいるメンバーが全員集合。これまた嬉しかった。
カラオケに移動。
イガグリ2号がやっぱり接待に行かなきゃならなくなったらしく、途中でいなくなる。
しかし、カラオケに入ってから10分ぐらいして、いきなりイガグリ2号が再登場。
しかも、ドリフの格好!はっぴ着て、ハチマキ巻いて、メガホン。大爆笑!!
いかりや2号が改めて乾杯の音頭。
その後は、飲んで歌ってホンジャラゲー。Nちゃんが用事があったらしく、帰宅。
途中、ベッキーことOちゃんが即身仏のように動かなくなる。後日談によれば、修行をしすぎて即身仏になっちゃったらしい。ちーん。
カラオケが終わった後、F氏が、
「僕ちゃん帰るー!」
と言って、彼女と一緒に帰宅。チュパチュパ目覚ましを朝に鳴らしたいのだろう。ウマ氏、わかるわね?
残ったメンバーでセレブNさんの家に行く。
セレブ以外は酩酊。あまり話した内容は覚えてない。
ファイナルファンタジーのオープニングを見せてもらったことは覚えている。セレブNさんはゲームオタクらしい。
イガグリ2号の充電が切れ、即身仏になる。ゴーン。
男と女に分かれて睡眠。
次に日、みんなでラーメンを食べに行って解散。
Oちゃんを送る途中の車中の会話が適当すぎてウケた。
「この前、小田切さんって人と出会ってさ」
「オダギリジョーと同じオダギリ?」
こんな適当な会話が繰り広げられる。
主犯格は、適当な七福神の彼女の彼のF氏。彼も適当すぎ。
22日は母親とススキノに食事に行く。姉も行くかと思ったが、家に居なかったので2人で行った。
2人でカニを食べに行く。カニが主食の生物かのごとく、たくさんのカニを食らってやった。
食べ過ぎて死ぬ。しばらくカニは食べたくない。見たくもない。ジャンケンでチョキもだしたくない。
帰りにデパートで好きなスペインのテンプラニーニョのワインとチーズを買って帰る。
帰ってきた辺りから、体調の異変に気づく。
やたらとお通じが良いのだ。いや、必要以上にお通じが良いのだ。
夜中に何度も起きてトイレに駆け込んだ。
朝起きてからも、何度も何度もトイレへダッシュ。
27歳の初日だというのに、お腹に核爆弾を抱えることになってしまった。その日は、何度もお腹の中で核爆発をし、すっかりゲッソリなってしまった。
初日だというのにさぁ、とほほ。
ということで、みんなに祝ってもらい幸せな誕生日だった。みんなありがとうね!
27歳はある意味、勝負の年だと思っています。
頑張るので応援してください。応援しなくてもいいから、失敗するようにだけは祈らないでください。さようなら。